今月、ひとつ築古戸建てを購入しました。
残置物も少しあり、ライフラインも漏水している箇所がいくつか。
正直、そのまますぐ住める状態ではありません。
ただ、物件としては魅力的です!
– シャッター付きの車庫あり
– 6畳ほどの離れあり
– 倉庫付き
– 部屋数は4部屋ありファミリー向け
– 広めの畑がある
– 大通りから少し入った静かな環境
一方で、小中学校までは少し距離があります。
そこは人によってデメリットになるかもしれません。
でも、生活に必要なお店は車で行きやすい範囲にそろっていて、暮らし方が合う人には便利な戸建てです。
どこまで直してから貸すか問題
築古戸建てを貸すとき、いつも悩むのがここです。
どこまで修繕してから募集するのか。
内装まできれいに直してから貸すのか。
最低限のライフラインだけ整えて、あとは家賃を抑えるのか。
残置物はどこまで片付けるのか。
全部きれいにできれば、それが一番分かりやすいです。
でも、築古戸建ての場合、直し始めるときりがありません。
壁も床も、建具も設備も、気になりだしたら全部手を入れたくなります。
そしてその分、家賃にも反映しないと事業として続きません。
まずはそのまま募集してみた
仲介の不動産会社さんから、こんな話を聞きました。
「とりあえず安く住めるところを探している人、結構いますよ」
それなら一度、引渡しを受けたままの状態で募集してみようと思いました。
残置物もあり、内装もまだ直していない状態です。
もちろん、住むために必要なライフラインは整える前提です。
ただ、内装を先に全部きれいにするのではなく、まず反応を見てみることにしました。
すると、募集開始当日から複数のお問い合わせがありました。
思っていたより反応が早くてびっくり!!
「内装はそのままでいい」という声
その中の一組が、すぐに内見に来てくださいました。
お話を聞くと、
「残置物は処分してほしい」
「でも、内装はしなくていい」
「その分、家賃を安くしてほしい」
という希望でした。
なるほど、そういう考え方もあるのかと。
こちらとしては、内装を直さないと借り手がつかないのではと思っていました。
でも、実際には「きれいさ」より「安く住めること」を優先する方もいます。
今回は保証会社の審査の関係で、その方の入居にはつながりませんでした。
それでも、内装修繕をしていない状態でも借りたい人がいる、というのは大きな気づきでした。
先に直すより相談して決める
空き家再生では、先に全部直してしまうより、入居希望者さんと話しながら修繕範囲を決める方が合っている場合もあるのかもしれません。
たとえば、
ライフラインは必ず整える。
危ないところは直す。
残置物は必要に応じて処分する。
でも、壁紙や床などの内装は、入居者さんの希望と家賃のバランスを見て決める。
この方が、こちらにとっても無駄な修繕を減らせます。
入居者さんにとっても、家賃を抑えて住める可能性があります。
お互いにとって、ちょうどいい落としどころを探せるのかもしれません。
最低限を整えて再募集へ
今回の物件は、まず漏水などのライフラインを整える予定です。
生活に必要な部分はきちんと確認する。
そのうえで、内装は大きく手を入れすぎず、しばらく募集を続けてみようと思っています。
築古戸建ては、完璧に直すだけが正解ではないのかもしれません。
もちろん、安全面や生活に必要な設備は大前提。
そこを整えたうえで、どこまで手を入れるかは、物件ごと、入居者さんごとに考えていく。
今回の募集で、そんな選択肢が少し見えました。
空き家を再生するというと、大きなリフォームを想像しがちです。
でも実際は、必要なところを見極めて、住む人と相談しながら整えていくことも大事なのだと思います。
しばらくは、内装を作り込みすぎない形で募集を続けてみます。
